安否確認システム29製品を比較!導入後に後悔しない選び方も解説

安否確認システムは、災害などの緊急時に従業員や工場、サプライヤーの被災情報を確認・管理するツールです。従業員の安否確認の自動化や集計結果の提供、円滑な初動対応を実現するコミュニケーション機能など、事業継続や復旧を最適化できます。

安否確認システムは数多く提供されているため、自社に合うツールを選べずに悩んでいる担当者もいるでしょう。ツール選びを成功させるためには、目的を明確にして、導入後に何を実現させたいのか理解してから比較することが重要です。

本記事では、安否確認システムの導入後に後悔しない選び方のポイントや導入前に確認すべきこと、29製品の比較情報を表でご紹介します。自社に合った安否確認システムを選ぶ際に、ぜひ参考にしてください。

目次

安否確認システム 基本機能と導入後に後悔しない選び方のポイント

安否確認システムとは、災害などの緊急時に企業が従業員やその家族の安否を確認するためのツールです。災害に連動した安否確認メールの自動送信や自動集計、対策指示に活用できるコミュニケーションなどの機能が搭載されています。

1995年の阪神淡路大震災をきっかけに、安否確認システムの導入を進める企業が増えました。そして、2011年の東日本大震災を契機に、さらなる需要が高まり、多くの企業がこのシステムを導入しています。東京都の民間の総合経済団体である東京商工会議所が実施した「会員企業の防災対策に関するアンケート2022年調査結果」によると、有料の安否確認システムを導入している企業は30.8%であることがわかります。この数値は2021年の調査では27.1%だったことから、安否確認システムの導入企業は増加していくと予測されます。

安否確認システムで緊急時の安否確認などの情報収集活動を最適化するためには、操作に迷わないこと、大規模な災害が発生しても遅延せずに稼働することなど、複数の要件を満たすツールを慎重に選び分けることが大切です。

ここでは、安否確認システムの基本機能と導入後に公開しないための選び方をご紹介します。

すでに選び方のポイントをおさえている方は、次章の「安否確認システム29社の比較表」をご覧ください。

基本機能

基本機能は、以下4つです。

1.一斉送信

災害時に全従業員に対して、一斉連絡をするために役立つ機能が一斉送信です。一斉配信機能があれば、速やかに安否状況の確認や指示出しを行うことができます。メールやスマートフォン専用アプリ、SNSなどと連携させて従業員の個人端末に通知する安否確認システムが展開されています。

2.自動一斉送信

災害時に従業員の安否状況を速やかに確認するために役立つ機能が自動一斉送信です。災害はいつ起こるかわかりません。安否確認を担う従業員が被災して身動きが取れなくなってしまう場合や、夜間で災害に気づかないなどさまざまな状況が想定されます。

自動一斉配信機能があれば、災害情報に連動してあらかじめ設定した内容に応じて自動で従業員の安否状況を確認できます。地震や津波、特別警報など気象警報連動した機能や、さらにJアラート、噴火などにも連動した安否確認システムが展開されており、さまざまな状況で初動対応の負担が軽減されます。

3.自動集計

一斉配信や自動一斉配信への回答の集計に役立つのが自動集計です。自動集計機能があれば、安否確認を担う従業員が手作業で安否状況の集計を行う必要がなく自動集計された回答結果をもとに速やかに従業員に対して指示出しを行うことができますつまり、企業は事業継続をするための人材を速やかに確保できます。

4.掲示板

従業員同士での交流に役立つのが掲示板です。
災害対策の議論や災害時の安否確認、また平時には社内業務の情報伝達ができます

選び方のポイント

1.コミュニケーション機能

従業員が回答した内容は、安否確認システムであればほぼ100%自動集計されます。集計表の見え方に差はあれど、基本的には管理者が個別に集計表を作成する手間はかかりません。

これだけでも状況を把握するには大きな時間短縮が実現しますが、「誰が無事で、そうでないか」を一覧で見ただけでは、事業継続は行えません。具体的には、集計された結果をもとに、「どう指示を出すか」という部分が不可欠です。

安否確認は、基本的には管理者が従業員に対して一方通行で通知を出し、決められた内容に従業員が回答するというもの。今後の対応を話し合うためには、一方通行の連絡手段では不十分です

サービス内で従業員同士が閲覧、書き込みをして情報共有を行える掲示板機能や、特定の従業員やグループで話し合いが行えるチャット機能を備えた安否確認システムは、災害時の迅速な情報収集だけでなく、事業継続のための議論も可能にすると言えます。

2.データセンターの場所

安否確認システムは、緊急時のときに使えないと意味がありません。緊急時でも稼働する構築がされているかを判断するために、データセンターの場所が重要になります。

データセンターの場所は災害が起きても被害を受けにくいような場所にあるとよいです。

例えば、国内の災害を想定した場合は、国外かつ災害が起こりづらい場所にデータセンターがある会社の製品だと、国内の災害で物理的な被害を受けることはないため、国内の災害に強い構築といえるでしょう。またデータセンターが1つしかないと、そのセンターが被災したらシステムが使えなくなってしまいますのでデータセンターは国内外に複数あると好ましいです。

データセンターの場所は開示していない安否確認システムが多いですが、可能な限り提供会社に確認しましょう。

3.災害時のアクセス急増への対策

安否確認システムを提供する企業の中には、契約全社を対象とした一斉訓練を実施している企業もあります。
一斉訓練では実際の災害時と同様の負荷がシステムにかかるため「実際の災害時に通信が集中してもシステムが稼働するか」の確認ができます

こんな話にはご注意ください

・キャリアと優先配信契約をしているから、災害時でも安否確認メールが届きます

ドコモ社では「特定接続」という、一般の接続口とは別の接続口を通してメール配信を行えるサービスを提供しています。

ただしドコモ社のメールサーバーに届けるまでの経路が別というだけであって、特定接続の契約数を超える配信が行われるような想定以上の災害が発生した場合、メールの配信が遅くなるという性質があります。また、ドコモ社のサーバーに届けるまでの経路が異なるだけであり、そこから先のメールサーバーから携帯端末に届けるまでの経路は一般の経路となんら変わりません

そのため特定接続を利用することによって、「迷惑メール設定を回避できる」「メールが確実に受信できる」といった事実はありません。

・各キャリアと専⽤線で接続しているから、災害時も利⽤できます

各キャリアは⾃社携帯網への専⽤線もしくは、VPN接続サービスを提供していますがこれらのサービスは会社で配布した携帯電話だけで利⽤できるようにするなどセキュリティを向上させる⽬的で利⽤するサービスです。

そのためこのような契約は、「災害時でも利用できるするための対策」とはいえません
そもそも東日本大震災時もパケット通信の規制はほとんどなく、東日本大震災以降もより広い範囲をカバーできる「基地局の大ゾーン化や災害時の無料Wi-Fi(ワイファイ)「00000JAPAN(ファイブゼロジャパン)」などの対策が進んでおり、パケット通信が規制される可能性は非常に低くなっています。

もちろん基地局が壊滅的な打撃を受けて電波が停波してしまった場合はインターネット通信が行えなくなりますがこの場合は公益性の高い国の機関であっても同様に利用できなくなり、そういった事態に陥った場合は各キャリアが立ち上げる災害用伝言掲示板すら利用できなくなります

安否確認システム29社の比較表

サービス名
(社名)
地震・津波
対応
コミュニケーション
機能
データセンター 無料お試し
日数
初期費用 料金
安否確認サービス2
トヨクモ株式会社
掲示板
メッセージ機能
シンガポール
アメリカ・日本
30日間
※回数無制限
無料 6,800円〜
セコム安否確認サービス
セコムトラストシステムズ株式会社
掲示板機能 東京
大阪
30日間 非公開 非公開
安否確認システム
エマージェンシーコール

インフォコム株式会社
東京
大阪
30日間 200,000円〜 40,000円〜
Biz安否確認/一斉通報
エヌ・ティ・ティ
コミュニケーションズ株式会社
地震のみ
対応
掲示板機能 非公開 2週間 110,000円〜 11,000円〜
災害安否確認システム安否コール
株式会社アドテクニカ
掲示板機能 国内外
4拠点
1カ月 80,000円〜 5,000円〜
e-安否安否確認システム
株式会社ラビックス
地震のみ
対応
アメリカ 30日間 無料
(期間限定)
5,130円〜
ALSOK安否確認サービス
綜合警備保障株式会社
地震のみ
対応
掲示板機能 国内外
複数拠点
55,000円〜 19,800円〜
緊急連絡・安否確認システム
日本電気株式会社
地震のみ
対応
無料 12,000円〜
安否LifeMail
株式会社コム・アンド・コム
30日間 150,000円 1人80円〜
Safetylink24
株式会社イーネットソリューションズ
国内 2週間 48,000円〜 9,800円〜
緊急連絡
安否確認システムオクレンジャー

株式会社パスカル
地震のみ
対応
掲示板機能 国内外
3拠点
14日間 12,000円〜
緊急連絡サービスPLUSバース安否確認+
株式会社バース情報科学研究所
ホワイトボード
機能
1カ月 無料 1,250円〜
安否確認サービス
ヤフー株式会社
地震のみ
対応
日本
アメリカ
無料 4,400円〜
バスモバイル
NTTテレコン株式会社
22,000円〜 6,000円〜
安否情報システムANPIC
株式会社アバンセシステム
地震のみ
対応
掲示板機能 アメリカ 30日間 無料
(期間限定)
5,130円〜
SPIRAL安否確認サービス
株式会社パイブドピッツ
掲示板機能
緊急メール連絡板
株式会社ネットウェルシステム
地震のみ
対応
Cuenote安否確認サービス
ユミルリンク株式会社
あり
(非公開)
無料 3,500円〜
あんしん連絡網 You-OK
株式会社 ラビックス
無料 1,000円〜
安否確認システムココいるNET
株式会社エフ・イー・エス
無料 3,000円〜
安否確認サービス安否の番人
株式会社日立産業制御ソリューションズ
掲示板機能 無料 12,300円〜
安否確認サービス
株式会社 レスキューナウ
国内
2拠点
100,000円〜 23,500円〜
安否確認サービス
株式会社アルカディア
国内
3拠点
55,000円〜 11,000円〜
安否確認サービスANPIS
東洋テック株式会社
地震のみ
対応
国内
2拠点
緊急連絡/安否確認サービス
富士通株式会社
国内
複数拠点
2週間
安否確認システム
株式会社エクスリンク
地震のみ
対応
SBS安否情報確認システム
株式会社SBS情報システム
地震のみ
対応
Linkit Maps
株式会社ACCESS
チャット機能
無料 550円〜
安否確認メールサービス
中部電力ミライズ株式会社
地震のみ
対応
無料 無料

安否確認サービス2(トヨクモ株式会社)

✔︎選定ポイントである災害時にも機能することの確認として契約全社が対象の一斉訓練を防災の日前後に実施
✔︎国内No.1のグループウェアを踏襲したデザインで直感操作可能
✔︎AWSのシンガポール、日本、アメリカのデータセンターを採用(国際分散)
✔︎初期費用無料、月額6,800円〜

企業の管理者と従業員双方の使いやすさを追求し、さらに日本国内のどこで大規模災害が発生した場合でも システムを安定して稼働させ続ける信頼性の高さも兼ね備えた、安否確認システム。
唯一、契約全社を対象にした一斉訓練を行っている。一斉訓練は実践に近い形式で行われ、参加した企業には回答情報を集計し、結果レポートを提供している。
一斉訓練では災害時と同様のアクセス負荷がかかるため「実際の災害時に、アクセスが集中してもシステムが稼働するか」を定期的に確認できるのが特徴。

セコム安否確認サービス(セコムトラストシステムズ株式会社)

✔︎セキュリティ事業で培った豊富なノウハウ
✔︎セコム安心情報センターの専門スタッフによる確かなオペレーション力
✔︎東京都と大阪を拠点とする自社が運営するデータセンター
✔︎初期費用、月額 非公開

セキュリティー事業で培った緊急時対応の経験とノウハウが凝縮された安否確認サービス。すべてを機械任せにはせず、人間の持つ判断力・機動力・処置力も組み合わせた24時間365日体制のオペレーション力でお客様の初動をサポート。セコムあんしん情報センターが管理者に変わり安否確認メールをする「代行送信機能」や携帯電話のGPS機能を使用した「地図表示機能」が特徴。

安否確認システムエマージェンシーコール(インフォコム株式会社)

✔︎東日本大震災、熊本地震において、安定して稼働
✔︎回答率100%にこだわった独自機能!
✔︎関東と関西のデータセンターを同時稼働している
✔︎初期費用200,000円、月額40,000円〜

東日本大震災、熊本地震において、安定して稼働し続けたことから「最も信頼できる安否確認システム」と評価された実績があります。「さまざまな連絡手段の提供」、「回答するまで”繰り返し連絡”」などの独自機能により安否回答率・連絡内容の確認率100%達成を目標としたサービス。緊急時の連絡先情報を10件登録できることや、音声通話の安否確認機能が特徴。

Biz安否確認/一斉通報(NTTコミュニケーションズ株式会社)

✔︎高信頼なインフラ設備で構築されたシステム
✔︎高い回答率を実現する仕組み
✔︎日本国内の複数カ所のデータセンターを採用
✔︎初期費用110,000円、月額11,000円〜

基本的なBiz安否確認はドコモ版であり、Biz安否確認 for docomoとしてサービスを提供しています。通信キャリアによる信頼度の高いシステム運用が特徴。24時間365日対応のヘルプデスクが完備されており安心して利用できます。

災害安否確認システム安否コール(株式会社アドテクニカ)

安否確認システムの基本的な機能が備わっており、管理者によるユーザー登録が不要です。ID・パスワードによるログインが必要なく、「いざというときに使えない」といったことを避けることができます。東日本大震災で稼働した実績があり、震災前は50社だった導入数は、震災後200社を超えました。
初期費用105,000円、月額15,000円から利用できます。

e-安否安否確認システム(株式会社ラビックス)

安否確認に回答をすると自動的にGPSで従業員の位置情報が確認できる機能が備わっています。プランはライトとプロの2種類があります。
長い実績があることから、安心して使える安否確認システムといえるでしょう。
初期費用は無料、月額9,500円(ライトプランは20名まで無料)から利用できます。

ALSOK安否確認サービス(綜合警備保障株式会社)

あらゆるリスクに対応する連絡ツールとして活用できます。登録アドレスには安否確認だけでなく、気象・災害情報の配信も可能。情報入手手段としても有効利用できます。
初期費用50,000円、月額18,000円から利用できます。

緊急連絡・安否確認システム(日本電気株式会社)

NECソリューションイノベータ東北支社が東日本大震災の被災経験を活かして開発したサービスです。安否確認の回答は1クリックでできるような仕組みとなっており、慌ただしい災害時の状況においてユーザーに優しい仕様となっています。
初期費用非公開、月額12,000円から利用できます。

安否LifeMail(株式会社コム・アンド・コム)

低価格で無理なく利用継続できます。(経済産業省からの表彰実績あり)
日本で最初に開発された安否確認システム。2000年の発売以降、新潟中越地震・東日本大震災・熊本地震・大阪府北部地震・北海道胆振東部地震などの大きな地震でも、一度もシステム停止の経験がありません。名実ともに信用度の高いシステムと言えるでしょう。
初期費用150,000円、月額は一人あたり80円から利用できます。

Safetylink24(株式会社イーネットソリューションズ)

連絡先とするメールアドレスを最大6つまで登録可能です。家族の安否確認にも対応。英語対応オプションも実装しています。
大規模人員の安否確認の場合、ライセンス版の利用で大規模運用に適したカスタマイズも可能です。安否確認システムの開発からサーバー運用・データセンター管理まで、プロフェッショナルが一貫して運用管理を行うため安心です。
ASP・SaaS版は初期費用48,000円から、月額9,800円から利用できます。
ライセンス版(1サーバー/4コア)は620,000円から利用できます。

緊急連絡・安否確認システムオクレンジャー(株式会社パスカル)

スマートフォン専用アプリがあるため、プッシュ通知によるメッセージが取得可能です。(このアプリは特許取得済み)オプションには「ストレスチェック機能」があり、厚生労働省が推奨する 57 項目の職業性ストレス調査を実施できます。受験者は即時結果を確認できます。スタンダードとエントリー、2つのプランから選択可能。
初期費用非公開、運用にかかる費用は個別見積りとなっており、問い合わせが必要です。

クラウド型緊急連絡サービスPLUSバーズ安否確認+(株式会社バーズ情報科学研究所)

メール連絡網やSMSによる安否状況の確認が可能です。情報交換ができる「ホワイトボード」機能があり、誰とでも簡単にコミュニケーションをとれます。
初期費用無料、運用にかかる費用は個別見積りとなっており、問い合わせが必要です。

安否確認サービス(Yahoo株式会社)

月間PV数624億の膨大なPV数に耐えられるYahoo社の専用サーバーを利用した安否確認システム。サーバーが落ちない安定した安否確認システムを提供しています。東日本大震災当では24億のアクセスに耐え抜いた実績があります。一斉配信や自動集計などの基本的な安否確認の機能を低価格で利用

できます。
初期費用無料、月額4,400円から利用できます。

パスモバイルサービス(NTTテレコン株式会社)

メールマガジンやクーポンの配信ができる安否確認システム。メールの開封確認機能が特徴です。
安否確認に特化した「無事かなメール」は、気象庁の情報に連動した自動配信も可能です。
初期費用22,000円、月額6,000円から利用できます。

安否情報システムANPIC(株式会社アバンセシステム)

静岡大学、静岡県立大学と共同で開発した安否情報システム。自動配信や安否状況の報告といった基本的な機能を利用できる。10,000名以上の運用にも対応しています。
初期費用25,000円から、月額5,130円から利用できます。

SPIRAL安否確認サービス(パイプドビッツ)

東日本大震災で稼働した安否確認システム。(総務省推奨制度認定を受けています。)
安否状況の報告をウェブ上で行うことができます。
初期費用非公開、運用にかかる費用は問い合わせが必要です。

緊急メール連絡板(株式会社ネットウエルシステム)

緊急地震速報後の安否確認メールの自動配信、回答結果の自動集計など、安否確認システムとしての基本的な機能は備わっています。
初期費用非公開、運用にかかる費用は問い合わせが必要です。

Cuenote安否確認サービス(ユミルリンク株式会社)

地震や気象データに連動して登録したメールアドレスに自動配信を行います。
メールアドレスは管理者から閲覧できない仕様でセキュリティも安心です。
初期費用無料、月額3,500円から利用できます。

あんしん連絡網 You-OK(株式会社ラビックス)

手動の一斉配信機能を主軸とした安否確認システム。20名以下なら無料で利用できるのが強み。
初期費用無料、月額1,000円から利用できます。

ココいるネット(株式会社エフ・イー・エス)

「速やかに」、「簡単に」、「確実に」を強みとした安否確認システムです。「I’m HERE」というボタンを押すだけでGPS情報とともに自らの無事を家族と会社両方に伝えられます。
ASP版は初期費用無料、月額3,000円から利用できます。

安否の番人(日立産業制御ソリューションズ)

システム構築型とクラウド型の2タイプがあります。東日本大震災の経験を活かし、2016年に中小企業向けにクラウド型の安否確認システムを提供開始しました。
初期費用無料、月額12,300円から利用できます。

安否確認サービス(株式会社レスキューナウ)

メールを基本とした安否確認サービス。災害情報や鉄道の運行状況、気象注意報などをメールで受信できます。
初期費用100,000円、月額21,750円から利用できます。

安否確認サービス(株式会社アルカディア)

メールや電話、FAXを利用した一斉配信機能で安否状況を確認できます。一斉配信は多言語に対応しています。
初期費用50,000円、月額10,000円から利用できます。

安否確認サービスANPIS(東洋テック株式会社)

安否確認システムの基本機能を備えており、サーバーは二重体制で万が一の動作不良にも対応しています。
初期費用非公開、運用にかかる費用は問い合わせが必要です。

緊急連絡/安否確認サービス(富士通株式会社)

高いセキュリティを誇る富士通システムセンターのサーバーを利用した安否確認サービスです。
熊本地震や東日本大震災で稼働した実績があります。
初期費用非公開、運用にかかる費用は問い合わせが必要です。

安否確認システム(株式会社エクスリンク)

メールアドレスや特別なアプリを必要とせず、携帯電話番号でプッシュ通知、安否状況を確認できます。
スマートフォンやタブレットさえあれば、場所を選ばずどこからでもSMSを一括送信でき、従業員の安否状況を管理画面で把握できる仕組み。オンプレミスでの運用にも対応しています。
初期費用非公開、運用にかかる費用は問い合わせが必要です。

SBS安否情報確認システム(株式会社SBS情報システム)

「グルーピング機能」、「アンケート(質問項目)作成機能」、「テンプレート機能」など、緊急時はもちろん、訓練や平常時でも使用し易い機能を、標準で搭載しています。
初期費用非公開、運用にかかる費用は問い合わせが必要です。

LinkitMaps(株式会社ACCESS)

LINEのようにチャットベースで、安否状況を確認できます。
GPS機能もあり、災害時には従業員の位置がすぐに把握できます。また外回り業務の管理などにも利用できます。
初期費用非公開、運用にかかる費用は問い合わせが必要です。

安否確認メールサービス(中部電力ミライズ株式会社)

申請内容にもとづき運営会社が連絡網を設定して、災害時には従業員に安否確認メールを配信します。
中部電力ミライズ株式会社と電気もしくはガス需給契約をして継続することで無料で利用できます。

※各社の製品情報は2022年2月現在、ホームページから確認できた情報を掲載しています。詳細は各社までお問い合わせくださいませ。

まとめ

安否確認は従業員を守り、事業の継続に重要な要素です。
近年地震だけはなく津波や停電、感染症などリスクが多様化しており、企業に求められる安否確認は幅広くなっています。
安否確認システムを利用すればこういった有事の際に、管理者に負担をかけず迅速に従業員の安否確認をとることができます。
安否確認システムを選定する際は緊急時に後悔しないために「コミュニケーション機能」「データセンターの場所」「災害時のアクセス急増への対策」を確認した上で、費用や機能面を比較しましょう。

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「みんなのBCP」とは事業継続に関わるあらゆることをメインテーマに、総務部の方にお役立ち情報を提供するブログメディアです。 トヨクモは緊急時のコミュニケーションツールである安否確認サービスを開発・提供しています。

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