2015年に起きた災害を振り返る(上半期編)

2015年に起きた災害を振り返る(上半期編)

今年も残り僅かとなって来ましたね。皆さん師走をどのようにお過ごしでしょうか。年末はあまりお客様からの問い合わせも多くなく、のんびり過ごすという方もいれば、年末こそが繁忙期、まさに今が大忙し!という方もいることでしょう。

どちらも場合も、怪我無く病気無く、トラブル無く年を越せれば良いですね。

さて、年を越す前に今年起きた災害を振り返ってみましょう。普段、慌ただしく過ぎていく世の中ですが、区切りで振り返ることによって新たな学び、気づきを得られるのだと思います。

1月7日〜8日:北海道で強風・大雪 1500人が空港で足止め

激しい風雪が襲った新千歳空港では7日に196もの便が欠航し、足止めとなった乗客約1500人が空港内で一夜を過ごしました。最大瞬間風速は、札幌で29.8メートル、えりも岬では43メートルなど、何かにつかまっていないと立っていられないほどの非常に強い風の吹いた所もありました。

参考記事:1500人が新千歳空港で一夜 荒天で運休続々(朝日新聞デジタル)

 

「年明け早々空港で一夜を明かすことになった方々は大変な目に合いましたね。しかし、風速43mと雪が同時に襲ってきたらひとたまりもないですね。」

2月2日:北海道東部で大雪。羅臼町では179cm積雪、観測史上最多積雪

こちらも北海道での大雪。北海道のほぼ最東端である「羅臼(らうす)町」では179cmもの積雪があり、これは2005年の観測開始以来最多積雪量のようです。住民の方から「雪が玄関を塞いで外に出られない」という通報が相次ぎ、北海道は陸上自衛隊に除雪などの災害派遣要請を行いました。

 

「179cmの積雪は凄いですね!僕の身長とほぼ同じくらいの積雪量です。弊社はこちらの記事で公開しているBCPの様に、非常時にも、まずはクラウドサービスを使ってコミュニケーションを取ります。「積雪量◯◯cm以上なら自宅待機」などと画一的な対応策だと、柔軟な対応ができなくなるからです。たとえ積雪量が大したことがなくても、風の強さや、その日の冷え込み具合を勘案し、リモートワークや自宅待機で対応するべきシチュエーションがあると考えます。」

2月17日:三陸沖を震源としたM6.9の地震発生

同じく2月、東北は三陸沖を震源とするM6.9の地震が発生しました。この地震に伴い、岩手県の久慈港で 27cm津波が発生しました。更に、この地震の後、20 日にはM6.5 の地震、21日にM6.4の地震が発生するなど、地震活動が活発になりました。

2月は東日本各地で大きめの地震が目立った
2月は東日本各地で大きめの地震が目立った

出展:気象庁

 

「M6.9というと、大地震を引き起こすマグニチュードのサイズ、という印象をもっているのですが、実際に揺れた震度は4。東北直下型だと考えるとゾッとしますが、沖の方で起きたおかげで最小限の被害に収まり何よりです。ちょっと調べてみたのですが、マグニチュード6以上の地震って、全世界の20%が日本で起きているみたいですね。日本の国土は世界の0.25%しか無いので、どれだけ集中しているかがわかると思います。」

世界の震源分布とプレート_-_地震情報サイトJIS「地震データ」

出展:地震情報サイトJIS

4月19日:沖縄県与那国空港で史上最多雨量の豪雨

この日、与那国島では一時間に130.5ミリという観測史上最多の雨量を記録しました。川が氾濫し、町が冠水してしまったそうですが、大きな事故も無く、けが人も0だということです。

参考記事:与那国で豪雨、1時間130ミリ 学校の塀が倒壊(琉球新報)

 

「一時間に130ミリというと、それこそバケツをひっくり返した感じでしょうね。つい先週の12月11日(金)の早朝も、もの凄く強い雨だな、と思っていたのですが、気象庁のサイトを見ると、一日通じて64ミリでした。あの日降った雨の倍の量が一時間で降る。。。。怖いですね。雨で直接的に怪我をすることは無いですが、滑って転んだり、運転時であればスリップして事故が起きたりと、危険がつきまといます。皆さんの会社は大雨で休業としたこと、ありますか?その可能性も普段から考えなければいけませんね。」

5月7日:桜島 今年500回目の噴火 過去最高のペース

5月7日の午前1時20分頃、桜島の昭和火口で今年500回目の爆発的噴火が起きました。年頭から数えて127日目である5月7日、これは観測を開始した1955年以降、最も早いペースでの到達となりました。

(画像:国土交通省大隅河川国道事務所ライブカメラ)
(画像:国土交通省大隅河川国道事務所ライブカメラ)

参考記事:桜島 噴火ペースが過去最速 今年すでに509回の爆発(Hazard lab)

「128日で500回って単純に割り算すると、一日4回も噴火が起きている計算ですね。僕は活火山の近くに住んだことが無いので、感覚が分かりませんが凄くストレスが掛かりそうです。慣れるのかな。。。」

5月29日:鹿児島県 口永良部島 新岳で噴火 全島民避難へ

同じく5月、こちらも鹿児島での噴火災害です。口永良部(くちえらぶ)島の新岳でマグマ水蒸気噴火が起き、噴煙は最大上空10,000mにも達しました。屋久島町が全島に避難指示を発し、全島民が屋久島に避難しました。この避難は現在(12/15)も続いていますが、12/25に避難指示を解除し、島民75世帯116人のうち、希望者から順次帰島する見通しです。

参考記事:口永良部「帰島宣言」 25日避難解除、本格帰島へ [鹿児島県](西日本新聞)


「こちらも噴火の災害です。こちらは全島避難まで必要な大型噴火ですね。既に半年もの期間避難生活を余儀なくされている島民の方々は大変でしょうね。帰島しても最初は火山灰等で荒れた島を綺麗にする仕事から始まるのでしょう。こういった天災は、個人では備えようが無い部分もあるので、行政が上手く支援してもらいたいものです。」

6月11日:九州で大雨 30万人以上に避難勧告

梅雨時の6月、九州では豪雨に見舞われました。熊本県では30万人以上に避難勧告が出た他、長崎県でも7万人以上に避難勧告が出されました。熊本県では、少なくとも県内34カ所で土砂崩れや冠水の被害が発生したそうです。

参考記事:九州豪雨、熊本・長崎・鹿児島14万世帯以上に避難勧告(朝日新聞デジタル)


「30万人以上に避難勧告って、いったいどこに避難すれば良いのでしょうね。それだけの人数を収容できる避難所があるとは思えないです。ですが、万が一避難所に入れなくても、避難する想定を持って、スペースを用意していれば、最高ですね。防災食などの用意もあれば、なお良し!です。」

6月30日:箱根山噴火 大涌谷火口1km全住民ら避難

気象庁は30日、箱根山の大涌谷でごく小規模な噴火発生したと発表しました。同庁が箱根山の噴火を確認するのは初めてのこととなります。また、箱根町は大涌谷 火口から1kmを避難指示区域とし、区域内にいた住人や宿泊客などが同日中に避難したことを確認しました。

大涌谷周辺(気象庁資料より)
大涌谷周辺(気象庁資料より)

※後日発表の気象庁資料

「箱根が噴火したら東京にも影響があるでしょうから、まさに自分事として怖いですね。大規模噴火が発生したら首都圏の交通マヒは必至。それだけで済めばまだ良いですが、神奈川県西部に大きな被害が及びそうです。。。」

2015年下半期は次回!

と、言うわけで、2015年上半期に起きた災害を独断と偏見で選定しました!実際にはこれよりも多くの災害が起きていて、どれも大変な思いをした方がいらっしゃると思います。

僕が選んだだけでもこれだけの災害が半年の間に起きているわけですから、いざという時のために、いくら備えても備えすぎるということは無いでしょう。

次回は2015年下半期に起きた災害への振り返りを行いたいと思います。

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