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23区で「震度5強」巨大地震に備えるために私たちに出来ることは?

2021年10月7日に発生した千葉県北西部を震源とする地震の震度分布です。

2021年10月7日(木)22時41分頃、千葉県北西部を震源とするマグニチュード6.1、深さ約80kmと推定される地震がありました。

東京都足立区、埼玉県川口市、宮代町にて震度5強が観測され、2011年3月11日の東日本大震災以来となる大きな揺れに、依然緊張感が高まっています。

2020年1月時点で今後30年以内に70%の確率で発生するとされている首都直下型地震。今回の地震は、想定される首都直下地震と比較して震源が深く、規模も小さいものであるとされています。

しかしながら、被害は停電、水道管の破裂、ブロック塀の倒壊や帰宅困難者の続出と、被害は決して軽微なものではありません。

今後更なる脅威に見舞われた時、私たちに取れる行動はどのようなものでしょうか。今回の地震での被害を学びとし、取るべき対策について解説します。

 

各地の被害

停電

東京新宿区で一時、およそ250戸が停電するも、すぐに復旧。 (東京電力)

水道管

表参道をはじめとして都内30か所で水道管の破裂を確認。(東京都水道局)

塀の倒壊

神奈川県横浜市内、埼玉県川口市でブロック塀の倒壊を確認。

鉄道の停止

JR・私鉄でダイヤが大幅に乱れ、帰宅困難者が続出。タクシー乗り場に長蛇の列。

 

震度ごとの被害想定

 

気象庁は震度階級ごとに人的被害及び周辺設備への被害規模を解説した「気象庁震度階級関連解説表」を作成し、注意を促しています。

震度階級 人間 屋内の状況 屋外の状況 木造建物 鉄筋コンクリート造建物 ライフライン 地盤・斜面
0 人は揺れを感じない。
1 屋内にいる人の一部がわずかな揺れを感じる。
2 屋内にいる人の多くが揺れを感じる。眠っている人の一部が目を覚ます。 電灯などのつり下げ物がわずかに揺れる。
3 屋内にいる人のほとんどが揺れを感じる。恐怖感を覚える人もいる。 棚にある食器類が音を立てることがある。 電線が少し揺れる。
4 かなりの恐怖感があり、一部の人は身の安全を図ろうとする。眠っている人のほとんどが目を覚ます。 つり下げ物は大きく揺れ、棚にある食器類は音を立てる。座りの悪い置物が倒れることもある。 電線が大きく揺れる。歩いている人も揺れを感じる。自動車を運転していて、揺れに気付く人がいる。
5弱 多くの人が身の安全を図ろうとする。一部の人は行動に支障を感じる。 つり下げ物は激しく揺れ、棚にある食器類、書棚の本が落ちることがある。座りの悪い置物の多くが倒れ、家具が移動することがある。 窓ガラスが割れて落ちることがある。電柱が揺れるのがわかる。補強されていないブロック塀が崩れることがある。道路に被害が生じることがある。 耐震性の低い住宅では壁や柱が破損するものがある。 耐震性の低い建物では壁などに亀裂が生じるものがある。 安全装置が作動し、ガスが遮断される家庭がある。まれに水道管の被害が発生し、断水することがある。[停電する家庭もある。] 軟弱な地盤で亀裂が生じることがある。山地で落石、小さな崩壊が生じることがある。
5強 非常な恐怖を感じる。多くの人が行動に支障を感じる。 棚にある食器類、書棚の本の多くが落ちる。テレビが台から落ちることがある。タンスなど重い家具が倒れることがある。変形によりドアが開かなくなることがある。一部の戸が外れる。 補強されていないブロック塀の多くが崩れる。据付けが不十分な自動販売機が倒れることがある。多くの墓石が倒れる。自動車の運転が困難となり、停止する車が多い。 耐震性の低い住宅では壁や柱がかなり破損したり、傾くものがある。 耐震性の低い建物では壁、梁、柱などに大きな亀裂が生じるものがある。耐震性の高い建物でも壁などに亀裂が生じるものがある。 家庭などにガスを供給するための導管、主要な水道管に被害が発生することがある。[一部の地域でガス、水道の供給が停止することがある。]
6弱 立っていることが困難になる。 固定していない重い家具の多くが移動、転倒する。開かなくなるドアが多い。 かなりの建物で壁のタイルや窓ガラスが破損、落下する。 耐震性の低い住宅では倒壊するものがある。耐震性の高い住宅でも壁や柱が破損するものがある。 耐震性の低い建物では壁や柱が破壊するものがある。耐震性の高い建物でも壁、梁、柱などに大きな亀裂が生じるものがある。 家庭などにガスを供給するための導管、主要な水道管に被害が発生する。[一部の地域でガス、水道の供給が停止し、停電することもある。] 地割れや山崩れなどが発生することがある。
6強 立っていることができず、はわないと動くことができない。 固定していない重い家具のほとんどが移動、転倒する。戸が外れて飛ぶことがある。 多くの建物で壁のタイルや窓ガラスが破損、落下する。補強されていないブロック塀のほとんどが崩れる。 耐震性の低い住宅では倒壊するものが多い。耐震性の高い住宅でも壁や柱がかなり破損するものがある。 耐震性の低い建物では倒壊するものがある。耐震性の高い建物でも壁や柱が破壊するものがかなりある。 ガスを地域に送るための導管、水道の配水施設に被害が発生することがある。[一部の地域で停電する。広い地域でガス、水道の供給が停止することがある。]
7 揺れにほんろうされ、自分の意思で行動できない。 ほとんどの家具が大きく移動し、飛ぶものもある。 ほとんどの建物で壁のタイルや窓ガラスが破損、落下する。補強されているブロック塀も破損するものがある。 耐震性の高い住宅でも傾いたり、大きく破壊するものがある。 耐震性の高い建物でも傾いたり、大きく破壊するものがある。 [広い地域で電気、ガス、水道の供給が停止する。] 大きな地割れ、地すべりや山崩れが発生し、地形が変わることもある。

 

言うまでもなく、震度階級が上がるほど被害は拡大します。

幸いにも今回の地震に関連した死者は報じられていませんが、2018年6月18日に発生し震度6弱を記録した大阪北部地震では、大阪府高槻市の小学校でブロック塀が倒れ、女児が死亡する事故が発生しています。

いざ地震が発生した時に適切な対応が取れるよう、次項では地震発生時に取るべき行動を確認しておくことが重要です。

 

地震発生時の行動

まずは身の安全を確保する

屋内にいる場合は、まずは周囲を確認し、頭を守りつつ身の安全を確保します。出入り口の近くにいる場合は、避難経路確保のために窓やドアを開けておきます。不用意に外へ飛び出すのは危険なため外へは出ず、大きな家具から離れ、テーブルや丈夫な机などの下に隠れます。

屋外にいる場合は、鞄などを頭上にかざして頭を守り、ブロック塀や自動販売機、看板など落下の危険があるものから離れます。車で移動中の場合は、慌てずゆっくり速度を落とし道路の左側に停車します。

エレベーター内にいる場合は、全ての階のボタンを押します。最寄り階で止まるため、地震による閉じ込めを防ぐことにつながります。

揺れが収まってからの行動

揺れが収まったら、周囲の安全を確保して二次災害を防ぎます。移動する際は、落下物や散乱したガラスの破片などに注意し、ヘルメットや靴を使用します。

  1. 火を消し、ガスの元栓を閉める
  2. 火災の原因となる家電製品の電源を消し、コンセントをぬく
  3. 通電火災や漏電による火災を防ぐため、ブレーカーを切る。

避難の必要がある場合は、原則徒歩で移動します。車を使うと渋滞を引き起こし、消防・救急活動などに支障を来す可能性があるためです。緊急車両が通れるよう、車を離れる場合はキーをつけた状態で離れます。

帰宅の判断

災害時、普段利用する交通網が麻痺すると、自宅までの遠距離移動に別手段を強いられる人も少なくないでしょう。実際に震度5強の地震でも、首都圏の帰宅困難者が続出していることから、今後首都直下方のさらに大規模な地震が発生した際には、さらに多くの方が同じ状況に陥ると考えられます。無理に帰宅しようとすると却って二次災害を引き起こす恐れもあるので、むやみに移動せず近隣の避難所へ避難したり地域の救援活動に参加することも考えましょう。

 

また、災害時は全員が一斉に連絡を取ろうとするため電話やメールが輻輳し、さまざまなシステムにアクセスが集中します。普段利用している主要な連絡手段の他に、複数の方法で連絡が取れるようにしておくと安心です。

例えば、企業のBCP対策として重要視される「安否確認システム」では、従業員が家族の安否を確認できる仕組みが備わったプランも存在します。災害時の稼働を目的としたシステムなので、堅牢なインフラや使いやすさが大きなポイントになるでしょう。

ご家族の安否がわかれば、会社から何らかの指示があっても迷いなく対応できるので、企業としても事業継続のための初動対応に協力を仰ぎやすい環境と言えるのではないでしょうか。

当社トヨクモの安否確認サービス2は、企業ごとの課題に応じて4つのプランをご用意しています。

■プランごとの機能の違い■

ライト プレミア ファミリー エンタープライズ
手動送信 ✔️ ✔️ ✔️ ✔️
平時のアンケート ✔️ ✔️ ✔️ ✔️
自動集計 ✔️ ✔️ ✔️ ✔️
掲示板/メッセージ ✔️ ✔️ ✔️ ✔️
災害連動の自動送信 ✔️ ✔️ ✔️
ファイル添付 ✔️ ✔️ ✔️
家族の安否確認 ✔️ ✔️
英語対応 ✔️
より細かな権限設定 ✔️
人事情報連携 ✔️
IPアドレス制限 ✔️

事業継続の観点で言えば、いざという時、「誰が、なんの情報をもとに、どんな指示を行うのか」を事前に明確にしておくBCP(事業継続計画)の重要性は言うまでもありません。しかし、緊急事態を全て予測し尽くすのは不可能です。不測の事態に備えて議論の場を用意しておけば、臨機応変に話し合い、意思決定が可能になります。

当社トヨクモの安否確認サービス2の最大の特徴は、国内No.1のグループウェアを踏襲した誰でも簡単に使えるコミュニケーション機能です。

管理者からユーザーへの一斉送信だけでなく、災害時に必要な2つのコミュニケーション手段があります。

  • すべてのユーザーが閲覧・書き込みでき、社内全体で情報共有が行える掲示板機能
  • 宛先ユーザーを最大200名まで選択し、指定されたユーザーのみで情報共有や議論が行えるメッセージ機能

全社員を自宅待機にするのか、通常出社させるのかや、どの復旧作業を最優先にするのかなどを、プライペート情報を教え合う必要もなく、主要メンバーで議論し(メッセージ)と、現在の状況や今後の予定を全社員に知らせる(掲示板)ことが可能となります。

 

トヨクモの安否確認サービス2の3つの対策指示機能について

 

2018年6月、最大震度6弱を記録した大阪府北部地震は、通勤ラッシュが起こる午前8時前後に発生しました。
この日、電車で通勤中だった人の約6割はそのまま勤務先に向かっていたことが判明しており、中には数時間かけて職場へたどりついたという人もいたとのことです。担当者一人だと、出社指示を出すべきか自宅待機指示を出すべきかの判断は困難ですが、こうしたシステムで情報を整理しつつ、複数の担当者で議論ができれば速やかに指示伝達が実現できます。

災害時の出社/帰宅指示の判断については、大阪府北部地震の事例を元に別の記事でもご紹介しています。

地震や台風が起きたとき、出勤の判断はどのように下すべき?

 

まとめ

4つのプレート上に位置し、地震大国と言われる日本。

平成の間に震度5弱以上の地震が発生した回数はなんと300回以上にのぼります。

勿論何事もなく平穏な日常が続くに越したことはありませんが、いつその日常が崩れるかは予測できません。
今の私たちに出来ることを考え、備えることで、少しでもいざという時の被害を抑えることが、地震大国で生き抜く上で重要であると言えるでしょう。
今一度、地震発生時にとるべき行動について確認し、事業継続に不安のある企業の担当者の方はBCPの策定・見直しや安否確認システムの導入をご検討ください。

当社トヨクモの安否確認システムは、30日間の無料お試しにて何度でも検証が可能です。
その他、定期的にオンラインセミナーも開催しているので、お気軽にご参加いただければ幸いです。

 

その他、みんなのBCPでは、BCPの策定や安否確認システムの比較選定について、さまざまな記事をご紹介しています。

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