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着るだけで虫よけ、看板がストレッチャーに!?驚きの最新防災グッズ10選【オフィス防災EXPO2017】

オフィスに防災グッズを導入したいけど、何を想定してどんな準備をしておけばいいかわからない。大震災や水害など、事業が継続するかどうかの危機に直面したことがないと、あまり危機感を持てない。企業の総務担当者、また防災担当者の中には、そう考える方も多いのではないでしょうか。

そんな悩みを解決するオフィス防災グッズが展示されると聞き、みんなのBCP編集部は「オフィス防災EXPO 2017(東京ビッグサイト)」を調査してきました。従業員の身の安全を守るグッズから、被災地での生活の質を向上させるグッズ、さらに帰宅や移動が楽になるグッズなど、最新防災グッズをご紹介します。

従業員の安全を守り、救助するためのグッズ4選

ここでは従業員の安全を守るための最新防災グッズを4つご紹介します。見た目がよく機能的なものばかりなので、インテリア感覚で導入を検討してみてはいかがでしょうか。

(1)【停電時に自動点灯】エニータイム

大震災が発災し、オフィスが停電。飛び散ったガラスや書類が散乱し、うかつに足を踏み出せない状況に。こんなとき明かりがあれば、すぐに負傷者を探したり避難したりできるのに……。

停電は突然起こるもの。日頃から準備をしておかないと、避難することすら容易ではありません。多目的LED充電ライト『ANYTIME』なら、停電時すぐに自動点灯。また、写真のようにスタンドから外して非常灯や懐中電灯として使うことも可能です。

コンセントにさして設置しておけば、停電時やスタンドからライトを外すだけでライトは自動点灯。30分点灯した後、自動的に消灯するようです。これがあれば停電でオフィスが暗闇になっても懐中電灯を探しまわらずにすみ、すばやく避難行動に移ることができますね。

■商品詳細
取扱企業名:MCM Japan Ltd.
商品ページ:ANYTIME(エニータイム)

(2)【着るだけで蚊避け・ヒアリ避け】虫よけメッシュパーカー

東日本大震災発生後、時間の経過とともに害虫が増えた被災地がありました。しかし、集団行動で生活をする被災地では、蚊取り線香を焚いたり虫除けスプレーを十分に使えないときもあります。蚊に刺され、アリが肌を這う感触が気持ちいいという人はいないはず……。

そんなとき、気を使うことなく羽織るだけで虫よけができるパーカー『虫よけメッシュパーカー』なら、アリや蚊、マダニから身を守ることができます。

繊維自体に虫よけ加工が施されている「インセクトシールド加工」は、敏感な皮膚を優しく守ってくれるそう。ラインナップは写真の「虫よけメッシュパーカー」の他に、パンツ、ストール、ひざ掛けになるクロス、Tシャツ、アームカバー、帽子、ペット用の虫よけグッズなどさまざまあります。

パーカーは、軽さ、涼しさを重視した1番人気のベーシックモデル。たとえば、オフィスや避難所で寝泊まりする事態に陥ったとき、羽織るだけで虫よけできるなら嬉しいですよね。繰り返し洗濯しても効果が継続し、経済的で環境にも優しいのだとか。

■商品詳細
取扱企業名:株式会社インセクトシールドジャパン
商品ページ:着るだけで虫除け

(3)【少しでも早くけが人を運べる】サポートサイン

写真をみて「ストレッチャー?」と思われた方、鋭い!常磐精工株式会社の製品『サポートサイン』は、普段は看板として使用しながら、災害時には工具なしで人や物を運搬できるストレッチャーに早変わり。けが人の救助ができる画期的な看板なのです。

この他にもサポートサインには、「車いす」「車いすコンパクト型」「リヤカー」「ストレッチャー」に変形する4タイプの看板を展開。パネル部分は、ポスターなど印刷物を展示するタイプから、マーカーボード(ブラックorホワイト)タイプ、A6サイズのパンフレットを展示できるタイプ、そしてA4サイズのカタログを展示できるタイプと5種類から選ぶことできます。

たとえば、レストランやカフェなどの飲食店であれば、マーカーボードタイプを選択し、期間限定メニューの情報を掲載するのもいいですね。企業のイベント時には、パンフレットを展示するタイプで企業情報を伝えつつ、緊急事態に備えることもできるでしょう。

万が一の事態に備えられるのは、企業のBCP対策として検討しておきたい商品ではないでしょうか。

■商品詳細
取扱企業名:常磐精工株式会社
商品ページ:サポートサイン

(4)【軽い・コスパ良い・簡単】次世代AED サマリタン

あなたの会社ではAEDを設置していますか?「操作が難しそう」「導入コストがかかりそう」「設置場所に悩む」とお困りの方もいるかもしれません。そこで『次世代AED サマリタン PAD 350P』をご紹介します。

“次世代”という理由はこちらの商品が“軽くて、運用コスト良好で、操作が簡単”なため。気軽に持ち運べる1.1Kgの本体は、従来のAEDより65%もサイズダウン。実際に持ってみたのですが、片手で持てる軽さとサイズ感に驚きました。

運用コスト面では、そもそも価格が従来のAEDに比べて安価な上に、電極パッド、バッテリの買換・交換の周期が従来より長いため手間も費用も大幅削減が可能なこと。さらに8年の耐用期間とメーカー保証がついているので安心です。

操作性は、ケースに入れたままでも操作できるなど、従来のAEDよりも手順を簡略化できているそう。迅速な救命処置を求められている現場で、1秒でも早く処置できるAEDは頼もしいですね。

■商品詳細
取扱企業名:フィジオコントロールジャパン株式会社
商品ページ:次世代AED サマリタン

被災地での生活の質を向上させる最新BCPグッズ5選

大震災など災害時の避難所では、使える水の量が制限されたり、暖をとることができなかったりと不便な生活を強いられてしまうこともあります。

そんなとき、被災者の悩みを吹き去ってくれる「清潔なトイレ環境」「暖かい毛布」「雨水や海水を飲み水に変えることができる浄水器」「水を使わない口腔ケア」、そして水害対策の強い味方の「水のう」があれば、少しでも避難生活の質が向上し、健康に過ごすことができるでしょう。そんな困ったを解決できる最新BCPグッズを5つ紹介します。

(5)【トイレの嫌なニオイを完全にシャットダウン】ラップポントレッカー3

災害時の避難所の仮設トイレは、掃除が行き届かず、ニオイがきついもの。さらに停電で真っ暗な中で用を足さなければならない。また、和式の仮設トイレだと、足腰の弱い高齢者はしゃがむ姿勢が苦しい……。こんな状況下だと、女性や高齢者はトイレを避けるべく水分摂取を控えるようになり、やがて健康に影響が出てきてしまいます。

そんなとき、『ラップポントレッカー3』なら衛生面とニオイのトイレ問題を解決できます。使い方は簡単で、凝固剤を入れたあとに排泄し、スイッチのボタンを押すだけでラップ開始。たった90秒で綺麗にラップされます。

特殊フィルムと凝固剤を使用し、ニオイと微生物を遮断する特殊フィルムと除菌効果のある凝固剤で、トイレのいやなニオイをシャットダウン。また、本体は軽量で楽に持ち運びすることができ、さらにコンパクトに収納可能な点も便利。特に女性の多い企業ならば、こうしたトイレの防災グッズはぜひ備えておきたいものですね。

■商品詳細
取扱企業名:日本セイフティー株式会社
商品ページ:ラップポン トレッカー3

(6)【寒さに震えないために】非常用圧縮毛布

東日本大震災のとき、首都圏では500万人を超える人々が帰宅困難者となり、暖を取れずに寒くて眠れない不安な一夜を過ごしたといいます。そこで足立織物株式会社が毛布備蓄の重要性を実感し、この商品が誕生しました。

写真左側にあるふかふかな毛布。手触りはふわふわで、とても暖かい毛布です。実はこの商品、A4サイズで1/7まで圧縮することができ、机の引き出しに収納ができる優れものなんです。

災害時に欲しいぬくもりと安心をロッカーに、入れておきませんか?

■商品詳細
取扱企業名:足立織物株式会社
商品ページ:非常用圧縮毛布

(7)【水のない避難生活を送らないために】クリスタルヴァレー災害対応浄水器

災害時に困ったことの第1位が「生活用水の確保(82.5%)」(平成7年度・西宮市民意識調査より)。熊本地震では飲料水不足が生じ、近くにある民家の井戸水から手分けして水を汲み上げペットボトルに詰めて分け合っていました。

大震災が発生すると、水道施設や水道管に被害が出て、多くの場合断水します。こうしたライフラインが断絶されたとき、役立つのがこの『クリスタルヴァレー災害対応浄水器』。省電力で海水や川の水、雨水などを飲用水に浄水でき、社員だけでなく、地域の人々を守ることができるのです。

水はペットボトルで備蓄されている企業もありますが、実際にペットボトルの水は保存期間が5年で、開封後は細菌が入って腐りやすくなってしまいます。それに比べて、クリスタルヴァレーは、リアルタイムで浄水できるのでつねに衛生的。さらに、10日間・1,200 人分の備蓄をする前提でコストを比べてみると、およそ14分の1もコスト削減ができるようです(参照:同社のパンフレット)。

災害に強い企業になるために、導入を検討してみてはいかがでしょうか。

■商品詳細
取扱企業名:ニューメディカ・テック株式会社
商品ページ:クリスタル ヴァレー 災害対応浄水器

(8)【水のいらないオーラルケア】ガム・デンタルリンス

災害時の避難所は、深刻な水不足の可能性が考えられます。東日本大震災では19都道府県の水道施設に被害があり、ピーク時には約230万戸で断水が発生しました。

災害時における水は、料理やトイレなどさまざまなシーンで求められます。口腔ケア(オーラルケア)もそのひとつ。しかし、東日本大震災のときは、その優先順位から「水を歯磨きに使用しないでください」といわれていた地域もあったようです。

しかし、身体の健康を保つためにオーラルケアは軽視できません。虫歯や歯周病の予防だけでなく、口の中の菌が体に影響を及ぼすこともあります。

そこでご紹介するのはサンスター株式会社の『ガム・デンタルリンス』。口に約10ミリリットル含んで、約20秒かけて口内中に行き渡らせて歯ブラシなどでブラッシングし、水ですすがずに従来の歯磨きと同じ効果が得られます。災害時の水不足でもこれがあれば安心して歯を磨くことができるのです。

保存期間は5年。おおむね畳1畳分の面積で120ケース(2880本)備蓄できます。

■商品詳細
取扱企業名:サンスター株式会社
商品ページ:ガム・デンタルリンス

(9)【軽量・コンパクトで使いたいときにすぐ膨らむ水のう】タイガーダム

東日本大震災の影響により、多くの地域で地盤沈下が発生。海抜が低下したことで、沿岸部では満潮のたびに浸水被害が起こるようになってしまいました。店舗や事務所、倉庫は水浸し……。

そこで活躍したのが、再利用が可能な水のう『タイガーダム』。全長75メートル、高さ80センチの壁を設置することで、水害被害を防ぐことができました。使用後は排水するだけで、ゴミを出すことなく撤去することができる優れものです。

設置したい場所に運び、野外消火栓からホースを繋いで蛇口をひねるだけ。約24〜50分(地域によって差があります)で、最大高さ約46センチ×5メートルもの水のうを作ることができます。オフィスビル、金融機関、公共施設、屋内(地下)駐車場、コンビニエンスストアなど、さまざまな出入り口の水害対策に活用でき、長さは3メートルから5メートルの間で調節することが可能です。

収納時はロール状に巻けば、ひとりで抱えられるほど軽量・コンパクトになります。再利用が可能なので、最低限必要数を備えておけば、水害対策の強力な助っ人となるでしょう。

■商品詳細
取扱企業名:ミドリ安全株式会社
商品ページ:タイガーダム

少しでも身軽な移動をするために役立つA4サイズの自転車『Carry me』

最後に、移動するときに安全・楽々で移動できるおしゃれな自転車を紹介します。荒れた災害地をスイスイ移動しましょう。

(10)【A4サイズで楽々移動】Carry Me

もし、震災などで公共交通機関がストップしたら。あなたはどうやって移動しますか?路面は窓ガラスの破片が散らばったり、陥没していたり。徒歩で移動できる距離ではないとき、普通の自転車に乗っても、あまりにも路面の状態が悪いとタイヤがパンクしてしまうかも……。

そんな荒れた災害地でもスイスイ移動できる自転車『CarryMe』をご存知でしょうか。タイヤには空気の入ったチューブの代わりにゴムタイヤを使用しているため、パンクとは無縁。メンテナンスが必要ないことも特筆すべきポイントです。

見た目は小さいタイヤですが、ひと漕ぎで4メートル進みます。ママチャリだと約4.5メートルなので、ママチャリに乗る感覚で使用できるのも大きな特徴です。専用のキャリーケースを装着可能なため、物資を運びたいときにも便利。

また、折り畳むとA4用紙程度の大きさにまでコンパクトにすることができます。そのため、会社のロッカーに収納することも可能です。普段使いにも使用したくなるおしゃれなデザイン性も注目ポイントですね。

■商品詳細
取扱企業名:株式会社ファビタ
商品ページ:Carry Me

まとめ

今年で7回目を迎えたオフィス防災expo。関係者によると年々出店数は増え、防災意識の高まりを感じるとのこと。

今年のオフィス防災expoでは、機能面だけでなく、デザイン性にもこだわりのある最新防災グッズが数多く展示されていました。普段も使える魅力的な防災グッズにすることが、防災意識を高めることにもつながるのではないでしょうか?気になる商品があれば、導入を検討してみてください。

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