国内外問わず、連日新型コロナウイルスに関するニュースが取り上げらる中、政府機関から打ち出される新型コロナウイルス対策をはじめ、状況は刻一刻と変化しています。
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、政府は2月26日、スポーツ・文化イベント等の中止や延期又は規模縮小等の対応を、28日には、全国すべての小中学校や高校などに3月2日から春休みに入るまでの臨時休校を要請しました。
学校における卒業式や入学式の中止・規模の縮小をはじめ、様々な大規模イベントが中止を余儀なくされる中、感染はヨーロッパを中心に急速に拡大し、3月11日、世界保健機関 (WHO) のテドロス事務局長は新型コロナウイルスはパンデミック(世界的な大流行)となったと宣言しました。
更に3月24日には、国際オリンピック委員会(IOC)と東京2020組織委員会が、東京2020大会の延期を発表しています。
経済的な影響はいうまでもありません。
多くの企業売上の下方修正を発表し、新型コロナウイルス対策は一般企業においても重要な局面を迎えていると言えます。
ヨーロッパ諸国で「都市封鎖」が実施される中、国内でも東京を中心に都道府県から「不要不急の外出自粛」が叫ばれ、企業としても
時差出勤や
在宅勤務など、可能な限りの対応を迫られています。
様々な対策が講じられる中で、日頃からそういった業務システムが浸透した企業であれば大きな問題にはなりませんが、こうしたシステムを未導入だった場合、戸惑う企業の担当者は非常に多いのではないでしょうか。
「在宅勤務を導入したいけど、セキュリティが心配」「時差出勤させたいけど、勤怠管理ができそうにない」、「社員同士の連絡手段やWeb会議システムがないため、集まらないと仕事にならない」
こういった悩みが原因で新型コロナウイルス対策に踏み出せず、対策が遅れた場合、社内集団感染といった最悪の事態も十分に想定されます。
世の中には上記のような悩みを解決する多種多様なシステムが存在しますが、現在のような切迫した状況では、システム導入のために比較検討する時間も、予算申請する時間も惜しいはずです。
こうした背景をもとに、システムを取り扱う企業の中では、
自社の有料システムを無料提供するような動きが活発となってきています。本記事では、様々なシステム会社が新型コロナウイルス対策として提供している無料システムの一覧や、その活用用途についてを解説します。
※掲載情報は2020年3月31日時点での情報です。コロナウイルス蔓延の状況により、変動する可能性があります。あらかじめご了承ください。
企業担当者が行うべき情報収集手段や、社員を不安から守る対応方法については以下の記事で解説しています。
https://bcp-manual.com/bcp/risk/coronavirus/
従業員の状況把握はできていますか?
在宅勤務や時差出勤の検討を始めるその前に、まず考えなければならないのは、
「従業員の状況を速やかに把握し、指示を出すシステムを保持しているか」
という点です。
そもそも社内の状況が曖昧なまま、ある日突然社内アナウンスで「明日から在宅勤務をしてください」というのはあまりにも非現実的です。
企業として、従業員やその家族のを取り巻く状況を随時把握し、適切な指示を行うことは必須と言えるでしょう。
こうした緊急事態に備え、いざという時に、誰が、どのような方法で、どう指示を出すのかをあらかじめ取り決めておく計画を「
BCP(事業継続計画)」といいます。
新型コロナウイルス対策を機に、改めてBCPの策定が急務となった企業も少なくないのではないでしょうか。BCPが活躍するシーンは、地震などの自然災害のみにとどまりません。
BCPにも不可欠な安否確認システム
策定したBCPをいざという時に活用する上で不可欠なのが
従業員の状況把握と
指示
災害時など、一刻を争うイレギュラーな状況下で、これらを一貫して行うために、特化して開発されたのが「
安否確認システム」です。
例えば、弊社
トヨクモの安否確認サービス2は、災害時に連動した自動送信が可能なシステムですが、無制限に手動送信を送ることができ、設問も無制限に作成することが可能です。集計結果も自動集計され、特定の回答者を抽出して更に指示を出したり、状況に応じてチャット機能も利用することが可能です。
新型コロナウイルスに関する活用事例ページも作成されているので、対応にお困りの企業の担当者は、ぜひ参考にしてみてください。
無料提供中の安否確認システム
先ほど紹介した
トヨクモの安否確認サービス2は、通常でも30日間の無料トライアルが何度でも利用できますが、今回のコロナウイルスの蔓延を受けて、
2020年9月末までライトプランのサービスを無料提供しています。
任意のアンケートフォームを作成し、従業員の状況把握に活用したり、集計結果をもとに特定の人とグループチャットを行うことが可能です。
災害時の利用を想定していることもあり、操作はガラケーを含め、マルチディバイスに対応。
従業員のプライベートな連絡先は、従業員自らが登録を行い、管理者側からは閲覧できない仕様なので安心して運用を始められるのも特徴です。
在宅勤務時のディバイス管理システム/リモートデスクトップ
新型コロナウイルス対策における リモートアクセスの有効性
「在宅勤務をしたいけど、社内のデスクトップ PCを持ち出すなんて不可能!」
「社内データには外部ネットワークはアクセスできない…」
「社用ノートパソコンでも情報漏洩が怖い」
そんな悩みを解決するのが
リモートアクセス。
リモートアクセスとは、インターネットなどの通信を利用し、遠隔地からパソコンやサーバ、ネットワークにアクセスしデータを利用したり、業務を行うことです。社外から社内のシステムにアクセスすることで、社内にいるのと同じ状態を作ることができます。
リモートアクセスで出来ること
社内専用ソフトの導入・管理コストを削減
リモートアクセスを使用せずに在宅勤務を行う場合、従業員が使用する端末ひとつひとつに、社内で利用しているソフトウェアをインストールする必要があります。インストールのみでなく、正常に利用できているかを管理する業務も発生します。
新しくシステムをインストールするときには導入コストが発生し、管理を行う場合は管理コストが発生します。
リモートアクセスを導入すれば、社外の利用端末にリモートアクセスのツールをインストールするか、社内システムにインストールするだけで、社内と同じ環境を構築できます。そのため、リモートアクセスを活用することで導入コストと管理コストの削減が可能です。
情報漏えいリスクを低減
リモートアクセスでは、社外端末がアクセス可能な範囲を限定することも可能です。社外で業務を行う際に必要のないデータをブロックすることで、情報漏えいリスクを低減することが可能です。
また、システムによっては端末にデータを保存・ダウンロードできないように設定することも可能です。こういった機能を活用すれば、端末に社内データは残らないため、万一紛失しても重要な情報を回避できます。
無料提供中のディバイス管理システム/リモートデスクトップ
製品名/会社名 |
無料期限 |
概要 |
Secure Mobile Access(SMA)
【ソニックウォール・ジャパン株式会社】 |
使用開始から30日間 |
SSL-VPN装置出荷台数ベースでトップシェアを誇るSONICWALLによる、SMAスパイクライセンスの無償提供。 |
SPG-Remote Standard
【株式会社ビットブレイン】 |
2ヶ月間 |
社内ルータの設置不要で、手軽に強固なVPN接続を実現する遠隔操作システム。24時間の連続接続は不可。 |
Desktop VPN
【ソフトイーサ株式会社】 |
6月末 |
ファイアーウォール内部の PC にアクセスしながら、操作・編集対象のファイルは伝送されず、不用意な情報漏洩を防止可能。 |
リモートブラウズ
【株式会社fonfun】 |
4月末 |
IP制限+ブラウザ認証により社内webやクラウドサービスへアクセス制限可能。 |
fonfunリモート・ビュー
【株式会社fonfun】 |
4月末 |
外出先、自宅など、オフィスから離れた場所から社内のパソコンを操作できるリモートアクセスサービスシステム。 |
どこでもデスクトップ
【ドコデモ株式会社】 |
4月末 |
“よりセキュアなテレワークやリモートワーク環境を、手軽に導入できる”をコンセプトに開発された仮想(クラウド)デスクトップ。 |
RemoteView
【RSUPPORT株式会社】 |
4月末 |
インストール不要でマルチディバイスに対応した遠隔操作システム。 |
Splashtop for CACHATTO
【e-Janネットワークス株式会社】 |
4月末 |
マルチデバイスに対応し、データを端末に残さないセキュリティを一貫して実現。最大50ユーザーライセンスまで。 |
Optimal Biz
【株式会社オプティム】 |
5月末 |
企業向け、スマートフォン・タブレット端末の管理システム。ウェブブラウザー上から簡単にモバイル端末を一括管理が可能。1企業あたり100台まで。 |
DoMobile
【株式会社日立ソリューションズ・クリエイト】 |
5月末 |
設定により社内パソコンの画面ロックや画面ブラックアウトが可能な遠隔操作システム。第三者からの操作や画面閲覧防止機能も搭載。 |
Enterprise Application Access
【アカマイ・テクノロジーズ合同会社】 |
最大90日間 |
クラウド型の遠隔操作システム。セキュリティ基盤を通じて、迅速に企業へのリモートアクセス環境を構築可能。 |
Splashtop Business Pro
【スプラッシュトップ株式会社】 |
60日間
(6月末まで) |
1秒あたり30フレームでリアルタイムに高速描写する最新技術を採用。SSL/AES 256での通信による高いセキュリティを実現。 |
Remote On
【ジャパンメディアシステム株式会社】 |
7月末 |
インターネットを介して「勤務先など遠隔地のPC」を「自宅など手元のPC」で遠隔操作可能なクラウドリモートアクセスシステム。 |
Web会議システム
新型コロナウイルス対策における Web会議システムの有効性
「リモートワークを始めたけど、会議の欠席者が増えてしまった」
「お客様との打ち合わせが全てキャンセルに…」
そんな悩みを解決するのが
Web会議システム。
Web会議システムとは、直接会議室に集まっての話し合いではなく、遠隔拠点とインターネットを通じて映像・音声のやり取りや、資料の共有などを行うことができるシステムです。
Web会議システムを使用するにあたり、専用の設備やネットワーク環境、複雑な設定は一切必要ありません。
Web会議システムはクラウドサービスが一般的であるため、インターネット回線につながっているパソコンがあれば、場所を選ばずどこからでも簡単に接続することができます。
パソコンだけでなく、スマートフォンやタブレット端末にも対応した、マルチディバイス対応のシステムも存在します。
Web会議システムで出来ること
情報共有の迅速化
Web会議は場所を選ばずどこからでも利用することができるため、会議室で顔を合わせる必要がありません。
必要な時にすぐに情報を共有することができ、情報共有の迅速化に役立ちます。
コミュニケーションの活性化
電話とメールでは相手の表情を読み取ることはできませんが、Web会議ならお互いの顔を見て話をすることができるため、よりスムーズな意思疎通が可能です。
無料提供中のWeb会議システム
製品名/会社名 |
無料期限 |
概要 |
Accela K-Board
【アクセラテクノロジ株式会社】 |
1年契約で初月無料
1ヶ月で無料解約可 |
保存性・検索性・再利用性を実現した「クラウド上のホワイトボード」システム。100人の参加者が同時に書き込み・参照・ファイル添付やお互いのコメントへの関連付けを実行可能。 |
コクリポウェビナー
【株式会社イノベーション】 |
利用開始から1ヶ月間 |
業界最低水準の3,000円/時〜利用可能なWebセミナーシステム。初期費用3万円+1ヶ月分の利用料金が無料。 |
Calling
【株式会社ネオキャリア】 |
アカウント発行から1ヶ月間 |
URLひとつで簡単に使えるWeb会議システム。インストール不要でブラウザから利用可能。同時接続最大30ID |
Remote Meeting
【RSUPPORT株式会社】 |
4月末 |
Web会議システムにPC画面と文書の共有機能を加えた共同作業システム。発話者を感知してメイン画面に表示可能。 |
SMART Communication & Collaboration Cloud
【エヌ・ティ・ティ・ビズリンク株式会社】 |
4月末 |
IP-VPN等の閉域網とインターネット両方に対応したシステム。テレワーク・リモートワーク環境構築の相談窓口も開設。 |
Zoom
【ズーム・ビデオ・コミュニケーションズ】 |
4月末 |
日本国内教育関係者限定。1会議最大300名まで時間・回数無制限で利用可能。その他、最大500名規模の遠隔セミナー向けサービスも提供可能。 |
sMeeting
【ドコモ・システムズ株式会社】 |
5月末 |
高品質、高セキュリティなクラウド型Web会議システム。マルティディバイスでセキュアに利用でき、映像・音声・資料を共有しながら、さまざまなシーンでのコミュニケーションが可能。同時接続数25ID |
Cisco Webex Meetings
【シスコシステムズ合同会社】 |
最大90日間 |
クラウド型のWeb会議システム。社内の人も社外の人もアカウント作成の必要なく、資料共有・映像録画など多彩な機能を搭載。 |
oopGate forPC / LoopGate forTablet
【ギンガシステム株式会社】 |
6月末 |
2020年1月末日時点で LoopGate 導入済み企業を対象に、PC,タブレット端末向けシステムを無料提供。 |
LiveOn
【ジャパンメディアシステム株式会社】 |
7月末 |
音声遅延と音切れを極力回避する独自の自動帯域制御機能やジッタバッファ制御機能を採用。クリアな音声と軽快な動画映像のWeb会議を実現。 |
情報共有/業務管理システム
新型コロナウイルス対策における 情報共有/業務管理システムの有効性
リモートアクセスの準備が整い、Web会議システムの導入が済んだとしても
「誰がなんの仕事をしているのかわからない」
「勤怠管理が大変」
「社内の電話は誰がとるの?」
そんな悩みが出てくるかもしれません。
そんな悩みを解決するのが
情報共有/業務管理システム。
情報共有や業務管理とまとめても、システムによって出来ることや役割は様々です。
自社の状況や課題にあったシステムを検討すると良いでしょう。
業務管理システムで出来ること
タスク管理システム
チームや個人に振り分けられるタスクをリアルタイムで閲覧・編集することが可能なシステムです。同じフロアに居なくても、誰がどのような業務を行っているのかや、プロジェクトの進捗状況を可視化することで、スムーズな業務が可能となります
勤怠管理システム
全員が同じフロアで席につかない在宅勤務では、勤怠の管理が大変です。勤怠管理システムを導入すれば、例え時差出勤などで出勤時間がバラバラになったとしても、情報を一元管理することが可能となります。
コミュニケーションシステム
オフィスワークの場合、ちょっとした相談は隣のデスクの同僚に、上長への相談も少し歩けば可能ですが、在宅勤務の場合はそうもいきません。リモート環境でもよりオフィスワークに近い状態で、ストレスフリーにコミュニケーションをとるため、チャットやメール、IP電話などが活躍します。
無料提供中の情報共有/業務管理システム
システム |
製品名/会社名 |
無料期限 |
概要 |
タスク管理 |
Bizer team
【Bizer株式会社】 |
4月末 |
チームメンバーの仕事を可視化し、タスクをリアルタイムで進捗管理するシステム。リモートでもより迅速に問題発見、解決が可能。 |
タスク管理 |
Remonade
【株式会社Queue】 |
未定 |
チームの業務パフォーマンスをリアルタイムに可視化し、タスク情報と進捗をワークスペース上に集約し把握可能。 |
勤怠管理 |
Check-in
【西菱電機株式会社】 |
3月末 |
テレワーク申請、勤務開始・終了の報告、一日の業務内容を報告し、確認が可能。 |
ビジネスチャット |
リモートトーク
【株式会社fonfun】 |
4月末 |
送信ファイルの制限も可能な企業向けビジネスチャットシステム。 |
ビジネスメール |
リモートメール法人サービス
【株式会社fonfun】 |
4月末 |
モバイル端末などからの会社メールを送受信可能なメールシステム。端末にデータを残さずメール本文や添付ファイルを閲覧可能。 |
ビジネスフォン |
MiiTel
【株式会社RevComm】 |
4月末 |
AI搭載型クラウドIP電話。電話内容をAIで採点し、都度フィードバックし、商談獲得率・成約率向上を支援。 |
ビジネスフォン |
INNOVERA PBX
【株式会社プロディライト】 |
5月末 |
クラウド型のビジネスフォンシステム。スマートフォンアプリインストールで、個人スマホでも内線の取次可能。 |
ビジネスチャット |
ChatLuck
【株式会社ネオジャパン】 |
6月末 |
会社ごとの専用環境を構築することで部外者のアクセスを防ぎ、なりすましや標的型攻撃のリスクを排除可能なビジネスチャットシステム。 |
グループウェア |
desknet’s NEO
【株式会社ネオジャパン】 |
6月末 |
27のアプリケーションで、快適な操作性を実現する、国内最大級の導入実績を持つグループウェア。「クライアント認証サービス(200デバイス分)」も提供。クラウド版100ユーザー |
オンライン面接システム
新型コロナウイルス対策における オンライン面接システムの有効性
人事部の担当者は、新型コロナウイルス対策と採用の板挟みでお悩みかもしれません。
そんな悩みを解決するのが
オンライン面接システム。
先に紹介したWeb会議同様、遠隔地でも画面越しに面接を行うことが可能です。
オンライン面接システムで出来ること
採用コストの低減
遠隔での面接が可能なため、応募者の交通費負担を低減できます。これにより、企業としてもより広い間口から採用募集をかけることが可能です。
面接内容を記録できる
「面接のプロセスを動画に保存できる」というのは、オンライン面接の副次的なメリットです。これにより、合否の判定に悩む応募者がいた場合に動画を見直して複数の担当者で合否を判断したり、採用担当者同士で面接の方法を共有したりすることで面接の質を底上げすることが可能です。
その他、オンライン面接システムを導入することは、新型コロナウイルス対策としての効果はもちろん、「コロナ対策にきちんとと組んでいる会社だ」ということを示し、安心感を与えることにも繋がるのではないでしょうか。
無料提供中のオンライン面接システム
製品名/会社名 |
無料期限 |
概要 |
インタビューメーカー
【株式会社スタジアム】 |
4月末 |
ブラウザ上で回数無制限に実行可能なオンライン面接システム。ミニマムプランの提供。 |
playse web⾯接
【株式会社manebi】 |
4月末 |
応募者の名前を登録して、⾯接ルームのURLを伝えるのみで利用可能なオンライン面接システム。 |
知ってトクする その他の業務支援システム
これまでご案内したシステムの他にも、様々なシステム会社がコロナウイルス対策として業務支援システムを提供しています。
無料提供中のその他の業務支援システム一覧
システム |
製品名/会社名 |
無料期限 |
概要 |
ストレスチェック |
ストレスチェッカー
【株式会社HRデータラボ】 |
3月末 |
在宅勤務(テレワーク)を実施する企業を対象に従業員数に関係なくストレスチェックシステムを提供。 |
トラブル診断 |
Remote Call
【RSUPPORT株式会社】 |
4月末 |
遠隔地で問題が発生したパソコンやモバイル端末に遠隔で接続し、トラブルをリアルタイムで診断・解決可能なリモートサポートシステム。 |
画像解析 |
OPTiM AI Camera
【株式会社オプティム】 |
5月末 |
カメラの映像をAIにより解析することで、さまざまな業務の支援を行うパッケージシステム。300種類のAI画像解析サービスを搭載。 |
遠隔作業指示 |
Optimal Second Sight
【株式会社オプティム】 |
5月末 |
遠隔から作業指示が可能な遠隔作業支援システム。遠隔地から現場作業に対するサポートをオンラインで実行可能。 |
プレリリース配信 |
Digital PR Platform
【株式会社プラップジャパン】 |
5月末(終息まで延長予定) |
新型コロナウイルス対応に関連した企業・団体のプレスリリース配信を無償提供。 |
ペーパーレス会議 |
moreNOTE
【富士ソフト株式会社】 |
登録日より3ヶ月間 |
ペーパーレス会議システム。メールアドレスの登録等で、遠隔での資料受け渡し・共有を簡単に実行可能。30ID,1GBまで。 |
動画制作管理 |
Crevo Base
【Crevo株式会社】 |
6月末 |
動画制作管理システム。動画作成時に必要な情報共有を円滑に行い、リモートでもスムーズな動画制作が可能。 |
安否確認 |
安否確認サービス2
【トヨクモ株式会社】 |
9月末 |
ITレビューNo.1を獲得したトヨクモの安否確認システム。BCPに不可欠な、状況に応じた情報収拾は勿論、その後の指示まで対応可能。ライトプランの提供。 |
医療システム/サービス
新型コロナウイルス対策における 医療現場の支援
これから紹介するシステム/サービスは、新型コロナウイルス対策として医療関係者が提供するサービスや、医療機関向けのシステムです。
無料提供中の医療システム/サービス
製品名/会社名 |
無料期限 |
概要 |
Medical Note
【株式会社メディカルノート】 |
1ヶ月間 |
リモートワーク実施企業を対象とした、自宅からプロの医療チームにオンライン相談可能な医療相談サービス。 |
LEBER for Business
【株式会社AGREE】 |
2ヶ月間 |
「テレワーク」推進企業対象。企業向け遠隔医療相談アプリ。 |
オンライン診療ポケットドクター
【MRT株式会社】 |
2020年9月6日 |
医療機関向けシステム。スマートフォンやタブレット向けの予約管理、医師によるオンライン診察や決済、薬の処方を提供可能。2020年東京オリンピック・パラリンピック終了まで無料提供。 |
自治体向けシステム
新型コロナウイルス対策における 自治体向けシステム
これから紹介するシステム/サービスは、自治体を対象に無料提供されている業務支援システムです。
一般住民からの問い合わせや、自治体内でのコミュニケーションに役立つシステムをご紹介します。
無料提供中の自治体向けシステム/サービス
製品名/会社名 |
無料期限 |
概要 |
HENNGE
【HENNGE株式会社】 |
3月末 |
クラウド型コミュニケーションプラットフォーム。 |
OKBIZ. for FAQ / Helpdesk Support
【株式会社AGREE】 |
9月末 |
FAQ/問い合わせ管理システム。FAQサイトの作成や更新作業をWebブラウザ上から簡単に設定可能。 |
hachidori
【hachidori株式会社】 |
未定 |
プログラミング不要のチャットボット内製システム。24時間対応可能なチャットボットで、住民への迅速な対応が可能。 |
まとめ
連日各地で勢力の拡大を続けている新型コロナウイルス。
従業員をリスクから守り、スムーズな事業継続計を行うことは企業にとって急務と言えます。
在宅勤務や時差出勤などの対応が広がる中、はじめての対応で戸惑う担当者も多いかとは思いますが、こうした取り組みに注目が集まる今だからこそ、従来の枠組みを取り払うチャンスとも捉えられます。
ご紹介したような専門システムを活用し、新型コロナウイルスの蔓延を可能な限り抑え、一刻も早く安心して暮らせる日常が戻ることを願ってやみません。
みんなのBCPでは、新型コロナウイルス対策に伴って企業担当者が従業員に対して注意すべき内容や、情報収拾手段についても解説しています。まだ対策を行っていない担当者の方はぜひご活用ください。
https://bcp-manual.com/bcp/risk/coronavirus/
参照サイト:
ITトレンド:【リモートアクセス】メリット5つ・デメリット3つを5分で掴む!
LIVEON: Web会議とは? - はじめてのWeb会議入門 -
NOC :オンライン面接とは?メリット・デメリットを理解して上手に取り入れよう