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モテの秘訣は「準備力」にあり…?防災ガールが教える、防災でモテる5つのチェック!

こんにちは!防災ガールの中西です。

突然のピンチ…あなたはどう対処しますか?

日常でも仕事でも、トラブルやピンチというものは突然やってきます。

たとえばデートに行ったとき、小さなトラブルに慌てふためく男性の姿って、女性はあまり見たくないものです。たとえ食事に行った店が定休日だったとしても、突然車のトラブルで動けなくなってしまったとしても、急な大雨に降られても……そうした「ピンチ」を「チャンス」に変える余裕と機転を持った行動ができる男性に、女性はキュンとします。

「この人とならどんな困難も一緒に乗り越えていけそう」
「この人となら、何があっても笑っていられる」

そんな気持ちを抱かせる人になるということは、恋愛においてもビジネスにおいても、非常に重要なことだと思いませんか?就職活動を結婚相手探しに例えることがあるように、恋愛とビジネスは意外と通ずる部分があるものです。

なぜなら、恋愛もビジネスも「モテ」が重要だから。

「モテる力」というものは「魅力で相手の心をつかむ」ということです。

そしてその「モテ力」に重要なポイントが、「安心感」や「安定感」といった「信頼」につながる部分なのではないかと思います。そうした魅力を持つために必要なこと・・それは「余裕」や「機転」、要するに「予測不能な事態にも備える力」、「準備力」です。

「大切な人」を守る準備すらしていない日本人

2015年7月22日に行われた「自然災害に関する調査」では、災害が起きた時に不安に思うことは、「家族の安否」88.0%、「身の危険」79.0%、「家の倒壊」71.6%。一方で、「自然災害への対策を行っていますか」という問いには、75.0%の方が「対策を行っていない」 と答えています。

日本は世界有数の災害大国であり、いつ・どこで・何が発生するのかは誰にも分かりません。それにも関わらず、多くの人が「何も準備をしていない」のです。何かがあった時にはまず一番に「大切な人」である家族の安否を心配するという人が大勢いるにも関わらず、日本人の多くは何も備えをしていません。

もしも災害が起こったら、多くの国民はただ家族や自分の身の危険について懸念するだけ。これって、「記念日の特別なデートで行ったレストランが貸切で入れなかった時、ひたすら言い訳を並べて店の文句を言いながら残念がっているだけ」という状態です。

こんな人と一緒に居たいなんて到底思えませんし、「っていうか文句言う前に確認したり予約したり、何か準備しておけよ!」という話。そういった準備をしたいと思えるほどの価値が無い存在なのかな……と悲しくもなりますね。「大切な人ではないのかな?」と。

日本人は行動や言葉で「あなたが大切だ」ということを示すのが苦手だとよく言われます。

それは恋人にしろ、家族にしろ、友人や仲間や仕事のつながりがある人たちに対しても言えることかもしれません。

「愛してる」「お前が大切だ」なんて少女漫画のようなセリフは言えずとも、「これから先の未来を歩んでいきたい」という意思表示のために、「防災」から初めてみるのはどうでしょう。

有事の際にも慌てず、余裕と機転を持った行動ができる人間であるということ。

まずは自分で自分の身を守れるという「安定感」が、周囲へもたらす「安心感」に繋がります。そしてその先には確実な信頼が待っていることでしょう。

防災でモテる!備えるチェック5つのススメ

Check 1 安否確認の仕方をチェック

災害時は回線が混み合って、すぐに連絡がつかない場合があります。メールアドレスやSNS(Facebook、Twitter、Skypeなど)、災害時用伝言板など、たくさんある連絡手段のうち、どの手段で連絡をとるのか決めておきましょう。

スマホを持っていない人は、災害時伝言ダイヤルがオススメです。171で使用する電話番号を決めておきましょう。

Check 2 危険から身を守る備えをしておく

阪神・淡路大震災での犠牲者の8割以上は、建築物の倒壊による圧迫死・窒息死で亡くなっています。

食器棚や本棚などの家具・家電、大きなオフィス用品などの固定を徹底しましょう!洪水・土砂災害に備えて、貴重品を高所に移動するのもいいですね。

家具転倒防止の対策については『NHK そなえる防災』がおすすめ!

Check 3 日常の中に防災グッズを取り入れる

災害は在宅時に発生するとは限りません。オフィスに歩きやすい運動靴を備えておく、防災ポーチを持ち歩くなど、日常の中で自分の身を守るグッズを備えておきましょう。

同居している人やオフィスの仲間が居る場合、皆で「何を持っておこうか?」と話し合うのもおすすめ。

Check 4 備蓄品の点検

備蓄してるから大丈夫!という人も安心してはいけません。その備蓄は、いざという時に自分や大切な人を生かせるものですか?

実は、一般的な備蓄品は保存期間が5年という商品が多く、2011年の東日本大震災の時に買った物はそろそろ消費期限かも。消費期限をチェックして、足りない物は買い足しておきましょう。

Check 5 ハザードマップ、避難所の確認

自分の身近にどんな危険が起こりうるのか、知っていますか?ホームページからハザードマップの確認をしてみましょう。家やオフィスに近い避難所を確認・共有するのも大切です。

ピンチの時、「こっちだ!」と手を引ける人って素敵ですよね。

(※災害情報と避難場所の情報は『内閣府・地域の防災』を!)

まずはこの5つのチェックから、「本気で未来を生きていく」という準備力を手に入れましょう!

執筆:一般社団法人防災ガール 事務局 中西須瑞化
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防災ガールは「防災をもっとオシャレでわかりやすく」をモットーに、全国・海外に滞在する防災意識高い女性を中心に立ち上がったソーシャルスタートアップです。現在行政や企業と連携して「次世代版避難訓練」プログラムを開発・運営や、イベント・教育・情報発信を通して新しい防災の価値提案を行っています。
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