自助能力を高めよう!代々木公園に宿泊する、SHIBUYA CAMPに参加してきた!〜後編〜

自助能力を高めよう!代々木公園に宿泊する、SHIBUYA CAMPに参加してきた!〜後編〜

まずは「街中の危険な箇所」の確認

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自助能力を高めよう!代々木公園に宿泊する、SHIBUYA CAMPに参加してきた!〜前編〜

前回、ミッショントレーナーの浅野竜一さん(以下、浅野さん)のお話で自助についての考え方72時間生き残るために必要な3要素、それに加えて「災害時、市街地のどういった箇所が危険になるか」についても解説してもらいました。例えば「ビル外部に露出している、雨の日に滑りやすい非常階段」や「店の前に山積みにされているビール瓶」など、普段は気にも留めない点が、災害時には非常に危険な要因になったりします。確認できたら、フィールドワークのために、早速街へ繰り出しましょう!

危険な箇所を意識しながら渋谷の街を歩く

こんな感じのルート
こんな感じのルート

一旦、座学形式の講義が終わり、5.6人の班ごとに分かれて街にフィールドワークに繰り出します。僕の所属する班が指定された目的地は渋谷駅の北部エリアでした。班で話し合い、目的地と、そこまでの経路を先に決めるのですが、僕達の班は「神宮前に出て、明治通りを下って、センター街に出る」というルートにしました。

神宮前、クリスマスイルミネーションの走り
神宮前、クリスマスイルミネーションの走り

で、いざ出発してみて初めて感じたのですが、もう街はクリスマスムードになりつつあるんですね。本当やめて欲しい。僕にもサンタさん来るかな、うち煙突無いけど。

カッパ集団が渋谷を練り歩く!
カッパ集団が渋谷を練り歩く!

雨が降っているので、同行してくれるスタッフの方たちはカッパを着ています。渋谷に向かう間も、「滑りやすいタイル床」「割れたら危険なガラスドア」など、チェックをし続けます。

渋谷の街もキラキラしてる
渋谷の街もキラキラしてる

渋谷の街に近づくと、またイルミネーションがちらほら見えて来ます。こちとらカッパなんですがね。。

センター街を少しそれたところ。交番横の三角地帯
センター街を少しそれたところ。交番横の三角地帯

目的地に到着しました。写真では伝わりづらいかもしれませんが、めちゃくちゃ人がゴミゴミしています。なんせ土曜日の午後八時過ぎですからね。そんな中にカッパ集団。で、到着してすぐ、20:20に発災したとして、避難を始めました。避難の際にも先に経路を決めます。

なぜその避難経路なのか?明確に理由をつけてから移動を開始する

避難する経路も「なんとなく」「皆が向かっているから」という理由で決めていてはいけない、何故その経路が安全と判断したか確認してから移動するように、と浅野さんに言われていました。話し合った結果下記の様な避難経路で代々木公園まで戻りました。

井の頭通を代々木公園にぶつかるまで上がる
井の頭通を代々木公園にぶつかるまで上がる

理由はいくつかあって、

・ 明治通りに戻ろうとすると、駅に駆け込む避難者と重なり、将棋倒し等のリスクがある

・ 車道の広い井ノ頭通だと、歩道がガラスやゴミで散乱していても、道路を比較的安全に歩行できる

・ 車道の広い井ノ頭通なら、救急隊も使用するであろうから途中で倒れてしまっても、見つけてもらえる可能性がある

こんな理由から上記ルートを選択しました。もちろん、渋谷から代々木公園までの距離で倒れてしまう、ということは考えにくいです。ですが、震災時に電車が止まった経緯もあり、数十キロ離れた自宅へ歩いて帰る際には必要な考え方とのことです。

避難を開始する

カラーバス効果というのでしょうか。「危険なもの」を意識してみると、実は街中に凄く多くの危険物があるのですよね。冒頭にタイル床やガラスドアも紹介しましたが、それこそ「すれ違う人たちの傘」だったり、「頭上から落下する可能性のある古びた看板」なんかも警戒すべきでしょう。

こういったことを考えだすと「リスクがあるから一歩も動けない」状態になってしまいそうですが、それを浅野さんは明確に否定します。浅野さんは「リスクがあるのは当然。考えうるリスクを検討し、一番リスクの少なそうな避難経路、避難方法を選択するしか無い。どれが正解かなんて誰にも事前には分からない。だからいざという時のためにリスクを洗い出す訓練をする。その上で判断する。無事に避難する確率を少しでも上げるために」と教えてくれます。

無事、帰ってこれた
無事、帰ってこれた

フィールドワークが終わったら早速班のメンバーで振り返りを!

寒いので、焚き火で暖を取りながら振り返りミーティング
寒いので、焚き火で暖を取りながら振り返りミーティング

市街地調査のフィールドワークから戻ったら、早速振り返りを始めます。班のメンバーから感想や意見を言ってもらいまとめるのです。この後、全体に発表らしいです。

J-WAVEリポーターのマシューさん。今やラジオ中継ってiPhone一台でやれちゃうんだ。。。
J-WAVEリポーターのマシューさん。今やラジオ中継ってiPhone一台でできちゃうんだ。。。

全体発表の前に浅野さんからの講義や、J-WAVEさんのラジオ中継が入ったりしました。また、晩ごはんを提供してくれたごちぼうさんのお話もありました。

振る舞われた非常食。料理名は分からないけど美味しい
振る舞われた非常食。料理名は分からないけど美味しい

暖かいご飯を振る舞ってくれたので、とても美味しくいただきました。これ、本当に被災して不安で寒い中差し出されたら泣いてしまう気がします。

全体への振り返り発表

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全体への発表は班毎に一人、代表で話す人を決めて発表を行います。中にはお父さんと来た12歳の男の子もいて、感心しました。凄いですね、12歳ですよ。そういえば僕、12歳を最後にモテ期来てないですね。あと二回、いつ来るんだろ。

マイクをガチャガチャいじっている図
マイクをガチャガチャいじっている図

僕達の班は、僕トッティが代表して発表を行いました。フィールドワークの道中に気づいた点や、そこから感じたこれから気をつけるべき点、準備すべき行動などをまとめて話しました。このあたりは記事の最後にまとめますね。

話す僕
話す僕

皆さん、班ごとに異なる点に気づきを持ち帰ってきたようで、他の班の発表を聞いていてもとても勉強になりました。全ての班の発表後、ゲストトークが始まりました。

マシューさんによるゲストトーク

マシューさんと安藤さん
マシューさんと安藤さん

マシューさんと安藤さんという方のトークが始まりました。安藤さんは2011年3月11日の東日本大震災を気仙沼で被災された方だそうです。震災の恐ろしさを改めて感じました。加えて、震災直後の避難所内の空気感等、なかなか知ることのできない観点からお話いただけたのは凄くありがたかったです。やはり極限状態ということもあり、ピリピリしていて、いつ誰が爆発するか分からない状態だったようです。「そんな状態になる」ということを知っておくだけでも、実際にそういった状態に陥った際に、少しは落ち着いて行動できるでしょうとのことです。

そんなゲストトークも終わると、既に時刻は12時近く。これから就寝となるのですが、そこは野営キャンプ。班の中で誰かしらが常に起きて無ければいけません。僕達の班は5人なので、0:00〜5:00(全体の行動開始は5:15〜)まで、誰かしら一人一時間ずつ起きている必要があります。

僕の担当は3:00〜4:00。果たして3時に起きれるのか、という不安もありますが寝ましょう。

ちょっと長くなってしまいましたね。今回でレポートが終わると思ったのですが、3部作になります。

人が一人もいない竹下通りって見たことある?
人が一人もいない竹下通りって見たことある?

実は、早朝5時から、再度フィールドワークに繰り出します。今回は竹下通り周辺。次回、本当に僕は寒空の下寝ることができるのか?今度こそ最終編です!

自助能力を高めよう!代々木公園に宿泊する、SHIBUYA CAMPに参加してきた!〜前編〜

自助能力を高めよう!代々木公園に宿泊する、SHIBUYA CAMPに参加してきた!〜最終編〜

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