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被災した際に本当に役立つアプリとwebサイトまとめ(九州版)

4/14(木)午後9時26分に発生した震度7の地震を発端に、熊本だけでなく九州の広範囲に被害を及ぼしている今回の震災。多くの方が避難を余儀なくされ、また多くの方が震災の犠牲になったと見るにつれ、ここ東京にいてもつらい気持ちになります。

犠牲になられた方のご冥福を、また、被災地の一刻も早い復興を祈ります。

さて、このような震災が起きた際に、「何かしなくちゃ」と多くの方が考えることと思いますが、具体的に何を行えば本当に役に立てるのか、実は曖昧だったりします。

僕も考えたのですが、今回、この記事では災害時に役に立つスマートフォンアプリ、webサイトを紹介することで、お役に立てればと思います。

スマートフォンアプリ

緊急時に、手元のスマートフォンに入れておくと防災に役立つアプリを紹介します。

Yahoo!防災速報

恐らく防災アプリで一番のダウンロード数を誇るアプリ。僕も入れています。最初に自分の居住地域や通知を行う災害の種類、それに地震なら震度の大きさも設定できる等、自分がいち早く知りたい震災情報にしぼって情報収集ができます。もちろん、津波も設定可能です。4/17(この記事は4/16に書いています)には熊本を豪雨が襲うと報道されていますが、このアプリでも豪雨予報、土砂災害、河川洪水を通知可能ですので是非入れておきたいアプリです。

Yahoo!防災速報(iOS版)

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防災速報(Android版)

ゆれくるコール

地震で実際に揺れる前に通知を行うアプリです。気象庁の緊急地震速報を用いて、揺れが来る前に通知を行ってくれます。緊急地震速報の情報自体は完全なものでは無いですが、災害時においては、誤報でも身構えることを優先したほうが良いのでは無いでしょうか。今はスマートフォンを扱う各キャリアがほぼ同様の機能を標準の機能を実装させています。

ゆれくるコール(iOS版)

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ゆれくるコール(Android版)

tenki.jp

tenk.jpは普段の1時間毎の詳細な天気予報だけでなく、地震の情報も配信しています。また、豪雨レーダーという機能を持ち、自分の位置情報から周囲の天気を視覚的に確認することができます

tenki.jp(iOS版)

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豪雨レーダー(Android版)

radiko.jp

radiko.jpは「ラジコ」と聞いたことがある人も多いと思います。スマートフォンでラジオが聞けるアプリです。緊急時には、ともするとデマや間違った情報が蔓延しがちです。もちろん、ラジオの情報が全て正しいと鵜呑みにして良いわけでは無いですが、さすがにある程度のフィルターを通した情報を流していると思われるので、災害時等の情報収集には有効かと思います。この辺りの根拠は無いので、ラジオ局の良心・リテラシーに期待するしか無いのですが。

逆に、SNSはその拡散性が仇となり、災害時にはデマや誤った情報が一気に広がります。「良かれと思って”シェア”した記事が全くのデタラメだった」、東日本大震災でそんな経験をした人も少なく無いと思います。災害時・緊急時におけるSNSの情報は、いつもより少し慎重に扱いましょう。

radiko.jp(iOS版)

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radiko.jp(Android版)

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webサイト

防災のための情報を集めたwebサイトをまとめました。こちらにはスマートフォンだけでなく、PCでもアクセスできます。

web171

web171はweb上に自分の安否情報を登録しておくことができるサービスです。電話番号さえわかれば、他の人があなたの安否確認をすることができます。被災地では情報取得や安否確認のために電話回線が急激に使われ、回線が輻輳してしまったり、通信業者から規制されることがあります。できるだけ、インターネット網を使用し、一度登録したらあとは自分の身を守ることに専念しましょう。

web171

Google パーソンファインダー

Google パーソンファインダーはGoogleが提供するサービスで、簡単に説明すると「web171をより進化させたサービス」です。web上に自分の安否情報を登録できる点まではほぼ同様ですが、検索方法が電話番号だけでなく、名前にも対応しています。

また、安否情報を知りたい人を指定し、その人の情報が追加されたら通知を行う機能もあります。「災害時には通信網をいたずらに使わないほうが良い」、という観点からも優れたサービスと言えます。この機能がない場合、安否情報が更新されていないか、何度もアクセスする必要がありますから。

Google パーソンファインダー

九州防災ポータルサイト

九州防災ポータルサイトは、その名の通り九州の防災情報をまとめたサイトです。各種サイトへのリンク集となっているので、このページをブックマークしておけば、地震、天候、土砂災害、火山など、調べたい災害情報がある場合にとても便利です。

九州防災ポータルサイト

東京防災

名前は「東京防災」ですが、全国どこにいても役立つ情報が掲載されています。内容は「いざという時に備える」部分と「被災した場合にどう行動するか」に分かれており、被災後の適切な行動もかなり詳細に書かれています。

東京防災

※web上の画像をめくる形式のページとなっておりますので、通常のwebサイトよりも通信の負荷が大きい可能性があります。

最後に

ここまで、スマートフォンアプリとwebサイトを紹介しましたが、どれも目的は適切な情報を取得することにあります。適切な情報が無いと、その時点における最善の行動はできません。まだまだ余震が頻発している状況です。身の回りに充分注意していただければと思います。

被災された方々が少しでも早く元の生活に戻れることを祈ります。

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